Our motto食への想い

食への思い/時代背景

1967

昭和42年「黎明期」

創業者である反田喜久雄は、当時勤めていた食品会社で、「調理パン」の製造委託の、新規事業を任されました。しかし、相手先の要求が予想以上に厳しいこともあり、勤め先の食品会社は、この事業の撤退を決意。
その中で反田は、この事業に将来性を感じていました。そこで、仲間4人で独立し、皆で出資金を持ち寄り、千葉県鎌ヶ谷に会社を設立。東葛飾郡の食品会社「東葛食品」が生まれたのです。 その後、神奈川県に営業所を設立し、独立分離。調理パン製造業「トーカツ」を1967年2月に創業します。
翌年の68年6月に、株式会社に改組し、現在のトオカツフーズの前身である「株式会社トーカツ」が設立されました。

1967年はこんな時代

核家族、という言葉が話題になったのはこの頃。小家族が増えてきたことで、“外食”や“中食”の需要が増えてきた時代です。

物 価

はがき7円、牛乳21円

トピック

  • リカちゃん人形発売
  • 日本で始めての深夜放送ラジオ「オールナイトニッポン」スタート

1968-78

昭和43〜53年「創業期」

高度経済成長による、食の洋風化が進む時代。 ここで反田は「パン食」「洋食」に着目をし、「調理パン」の事業を拡大していきます。現在親しまれている「やきそばパン」は、何を隠そう、反田が編み出した調理パンなのです。
1974年の、コンビニエンスストア1号店オープンを皮切りにコンビニエンスストアが続々登場。
パンメーカーとの取引の中で構築・展開してきた、生産拠点と物流拠点が強みとなり、1978年にコンビニエンスストア(TBVサンチェーン、現ローソン)との取引がスタートしました。 食の洋風化にいち早く目をつけ、「パン食」事業を拡大してきた当社の、一番の転機となりました。

1974年はこんな時代

高度成長期終盤。テレビ・洗濯機・冷蔵庫 といった三種の神器がもはやどの家庭にもある時代。食の洋風化が進んだ時代でもある。

物 価

はがき10円、かけそば200円

トピック

  • ハローキティ誕生。
  • ウォーターゲート事件でニクソン米大統領辞任。
  • コンビニエンスストア1号店
    セブンイレブンオープン

1981-91

昭和56〜平成3年「100億円GOGO」

この時期、トオカツフーズはコンビニエンスストアとの取引により、事業がさらに拡大していきます。
「売上高100億円、営業利益5%、5年で達成」の目標を、名づけて“100億GOGO作戦”と称し、4年で見事達成します。
また、お客様のニーズにあわせて、鮮度を保ったお弁当を効率よくお届けするために、冷凍技術を導入します。これが、当社の冷凍惣菜事業の発端です。
創業期から、特定の事業だけでなく、時代のニーズを先読みしてきたことで、多種多様な温度態の商品を供給できる、現在のトオカツフーズの総合力につながっているのです。

1986年はこんな時代

経済安定期~バブル期の頃。文化も急速に進化し、コンビニも人々の生活に浸透。“中食“も急激に広まっていった。

物 価

はがき40円

トピック

  • 「写ルンです」発売
  • スーパーマリオ攻略本がベストセラーに
  • 男女雇用機会均等法が施行

2000-10

平成12年〜22年「発展期」

バブル崩壊後から10年後の2000年から2010年まで。
フレッシュ惣菜事業も関東から全国へ拡大展開する一方で、2000年問題や、9.11テロによる海外渡航現象により、お正月を在宅で過ごす人が増え、おせち料理が見直されたことで、冷凍技術をもつノムラフーズの冷凍おせちの需要が伸び、急成長となりました。
また、現在の高齢化社会や健康志向の高まりを背景に、「おまかせ健康三彩」を独自ブランドとして開発しました。

2001年はこんな時代

バブル崩壊から10年。21世紀になり、人々の価値観も変化。「自分のスタイル」を大切にする文化も生まれ、サービスの多様化が求められた時代。内閣府が、高齢社会対策大綱を定めたのもこの年。

トピック

  • 9.11アメリカ同時多発テロ
  • 小泉内閣発足
  • 皇太子夫妻第1子愛子様誕生

2011-現在

平成23年〜現在「現在のトオカツフーズ」

高齢化社会、時短ニーズ、個食化など食のライフスタイルが変化する中で、中食は「食のインフラ」として高い期待を受けるようになりました。2012年からは日清製粉グループとの資本提携により中食・惣菜事業及び他冷凍食品事業の一層の拡充を図っています。 また、商品の製造を温度帯ごとで集中して生産することにより、効率的な生産体制の構築を目指します。

2011年はこんな時代

コンビニの売上高は東日本大震災による消費傾向の変化や品揃えなどが見直されて来店客の増加につながり高い伸びを示した。

トピック

  • 3.11 東日本大震災発生
  • 地上アナログ放送終了

未来はどんな時代?

2018年には創業50周年を迎えます。
現場の効率化、標準化といった、生産性と品質の向上だけでなく、組織作り、人づくり含め、新しい文化を創っていける、全員参加型の経営を目指しています。
そして私たちトオカツフーズは、「事業構造改革」・「ものづくり構造改革」を推進し、全ての温度帯・形態・機能を提供する「総合中食サプライヤー」へと変革していきます。