工場
横浜鶴見工場 加工ⅡⅢ係
Y.Tさん(2014年入社)
大学の専攻は生物科学科でしたが、実家で揚げ物などを料理することが好きだったことから、料理人を目指すとまではいかなくても、食に関する仕事に就きたいと思っていました。就職活動では、実際に食品づくりをする会社にターゲットを絞り、就職説明会で知ったトオカツフーズの事業内容が自分の仕事のイメージに結びつきました。
入社から5年間は足利工場で、製造商品の出荷管理(センター)を担当していました。出来上がった商品を決められた時間内にスムーズに出荷する仕事で、誤送や遅配にならないよう従業員さんたちとも協力しながら作業の流れをコントロールします。
2年前から配属されている横浜鶴見工場では、出荷管理の前工程にあたる加工係を担当しています。工場で製造する商品が規格通りに正しく製造されているかを確認をしつつ、それぞれ時間内に出荷できるよう、従業員さんの出勤管理から製造スケジュールの調整までを日々行っています。弁当や寿司、サンドイッチ、総菜、パスタ、サラダなどを取り扱っており、毎週のように新商品が出て種類も豊富です。
工場での管理的な業務というと「数字を見ながら黙々と」みたいな印象があるかもしれませんが、全くそんなことはありません。むしろ、各部門にかかわり、日々多くの人たちとコミュニケーションを取らなければ進めることはできません。
横浜鶴見工場は、従業員が多国籍というのも特徴です。中国、ベトナム、カンボジア、フィリピン、ネパール、タイの方たち向けに、工場内にある掲示板やお知らせなどは常に6言語で表示されています。同じ職場でいろんな価値観を持った人たちが助け合っていくために、私たちも彼らをよく理解し、協調できるよう日ごろから心がけています。
私自身、従業員さんたちから文化の違いによる相談を受けることもあり、これも重要な仕事の一つになっています。多国籍な職場だからこその苦労も刺激も、そして楽しさもあるのではないかと思っています。
部署内の社員は5人です。入社7年目から上は20年ぐらいのベテランまで幅広いです。トラブル対処に慣れている先輩の姿を見ながら学ばせてもらっています。
横浜鶴見工場は、規模も売上も大きいので、その分の責任の重さとやりがいを感じています。特にお得意先様のチェーン店で定期的に開催するイベントのときは力が入りますね。
例えばサンドイッチの具材を増量する期間限定キャンペーンのときは、発注数もグンと上がります。しかも通常とは違う作り方ですから、製造ラインや人員の調整が必要です。スケジュール調整を任される私は、あれこれと想定して綿密に組立てます。
当然ながらこの仕事は、1人や2人で成り立つものではなく、チームのみんなで目標や課題なども共有し、全員で準備を進めなければいけません。そうして迎えた当日、自分の作成したスケジュール通りに製造が進み、出荷遅れやクレームもなく終えることができると、現場やチームでお互いに労をねぎらいつつ、自分自身も「ああ、やりきったな」という達成感でいっぱいになります。
目指しているのは、製造工程における“全工場ナンバー1の生産性”です。
横浜鶴見工場では今ちょうど、ベテラン従業員さんが定年退職するタイミングが重なり、新規の方が増えています。この機会をチャンスと捉え、新規の方にとって、どこがやりづらいのか、どこが難しいのかを把握することで、「それまで当たり前にこなしてきた作業に問題がないか」「工程において無理や無駄はないか」などを見直しています。こうした現場改善によって、いつ誰が担当してもスムーズに作業できるようになり、工場全体の生産性向上にもつながっていくはずです。
そして私自身は、いずれ別部署も経験したいと考えています。振り返れば、最初の出荷管理は業務全体の出口、いわば下流だとすると、だんだん上流に向かっている感覚があります。今後はさらに上流で、調理したり、食材を準備したりする仕事もやってみたいですね。最終的には工程全体を把握できる製造のプロフェッショナルになりたいと思っています。
ONEDAYSCHDULE
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