工場
山北工場 品質管理係
M.Kさん(2022年入社)
大学で医療衛生を学ぶ中、健康のためには、まず私たちが生きるのに必要不可欠な食が重要だと再認識し、食品コースを専攻しました。そこで身につけた知識を生かせる仕事がしたくて、食品会社を中心に就活をしました。トオカツフーズは面接で話しやすい方が多く、「ここなら良い人間関係も築けそうだ」と感じて志望しました。
配属先は神奈川県の山北工場の品質管理で、商品が安心安全であることを保証するための衛生管理を担当しています。扱っているのは冷凍商品です。
工場で出来上がった商品は、出荷前にすべてX線と金属探知機を通しています。そこで引っかかったものは社員が中身を調べますが、ほんの小さな異物にも反応するので見つけ出すのは一苦労です。こうした検査のほか、工場内で発生するトラブルにも対応しています。例えば、盛り付け作業中の従業員さんから「異物が入っているのを見つけた」という連絡をもらったり、お客様から商品への異物混入のご指摘を受けたりしたときに、その原因調査と処置をします。
少しの異常でも見逃せば、商品を手に取ってくださるお客様に健康被害を与えかねないのだということを常に意識し、緊張感を持って取り組んでいます 。トラブルを少しでも未然に防ぐため、日ごろから現場巡回をしながら指導も行っています。
職場の社員は20代~50代の4人(男性1人、女性3人)で、先輩や上司との距離感が近く、意見交換や質問がしやすい環境だと思います。
同時に、若手も早くから仕事を任せてもらえる機会が多く、成長につながっていると実感します。もちろん悩んだときにはすぐに相談に乗ってもらえるので安心感もあります。
私のいる部署に限らず、工場内は気さくな人が多いと思います。いろいろな場面で他部署ともやり取りしますが、いつも皆さん優しく接してくださって、助けてもらっています。
品質管理の現場では、担当者が頑張るだけでは改善できないこともたくさんあります。例えば清掃活動は、工場内の大部分を占めるパート従業員さんたちに、いかに日ごろから自主的にやってもらうかが重要です。
そこで毎月、パート従業員さん向けに学習用の掲示物や動画を作成して います。山北工場の従業員さんは多国籍で、日本語の理解に限界がある方も少なくありません。そこで総務係に依頼し、動画に翻訳をつけています。最近はベトナムやカンボジアの方も増え、ベトナム語やクメール語を使える従業員さんに通訳してもらうなどして説明しています。
そんな中で、パート従業員さんたちとのコミュニケーションを通して私からのお願いが現場全体に伝わって実際に改善されると、大きな達成感を感じますね。
例えば以前、衛生管理に必要な追加作業をお願いしたときのこと。ある従業員さんから「そんなことやっていたら、ほかの作業に間に合わないよ」と言われました。私は、従業員さんたちからさまざまな意見を聴き取った上で再検討し、「では、こうしてみたらどうでしょうか」と提案。すると「ああ、それだったらできるね」と納得してくれ、実際に取組んでくれるようになりました。
最初に出てきた反対意見を受け止めずに「とにかくやって欲しい」などと言っていたら、工場全体に浸透しなかったと思います。いろいろな国や立場の人たちが一緒に働いているからこそ、1人ひとりの考えを丁寧にくみ取りながら、お互いに納得できるまで話す。そうすることで信頼関係ができ、職場全体の意識向上や生産の効率化にもつなげていけます。改めて、最後はコミュニケーションが大事なのだと感じています。
自分1人でできる仕事が増えてきましたが、まだまだ経験値が足りていません。これまでの知識をフル活用しつつ、イレギュラーな事案など、さまざまな経験を積んでいくことが大切だと思っています。
時代とともに、求められる品質がどんどん高まっていることを実感しています。特に食品業界は、たった一度でも品質に問題が生じれば、お客様からの信頼を一気に失いかねません。
トオカツフーズのブランドを守る品質管理者として、現状に甘んずることなく、研修等を通じて自己研鑽も重ね、自信を持って仕事に取り組めるようになりたいですね。目標は「品質管理を極める」ことです。ちなみに職場では、外部機関と連携して必要な研修などを適宜受けることができます。私も、X線やISO認証などの研修を受けたり、他メーカーの工場見学などに参加したりして勉強しています。
また社内では、業務に直接関係のない資格でも取得をサポートしてくれます。プライベートの充実も図れるようにという目的で、私が今興味を持っているのは温泉ソムリエですね。
ONEDAYSCHDULE
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